相続税って何?
相続税は、親族などが亡くなったことにより財産を
受け継いだ場合や
遺言により財産をもらった場合に発生する税金です。
亡くなった人を被相続人とよび、相続によって財産を
受け継いだ人を相続人とよびます。
相続の発生
相続は、人が亡くなった時から始まります。
亡くなってから何ヶ月かたっても
「財産をどのように分ける」のか決まっていないことは多
いのですが、相続開始の時期というのは
人が亡くなったその瞬間からと決まっています。
相続税は基礎控除以下でしたらかかりません。
基礎控除額の計算は次のようにおこないます。
5,000万円+(1,000万円×法定相続人の数)
基礎控除があるため、相続税はかなりの高額な財産が
なければ発生しません。
日本では相続税がかかる人は100人中で4~5人程度と
なっています。
詳しくはこちら 相続税額の計算方法 をご覧ください。
相続の流れ
被相続人が亡くなる
市区町村長まで7日以内に死亡届を提出します。
遺言書の確認
自筆証書遺言・秘密証書遺言の場合は家庭裁判所の検認が必要です。
遺言書がない場合は民法によって定められた分配が行なわれます。
相続人の確定
遺言書または、民法により相続の権利がある人を
確定します。
相続財産を確認する
相続財産をすべて調べて財産目録を作成します。
単純・限定承認、相続放棄の手続き
財産目録にもとづいて検討し、必要な手続きを
3ヶ月以内に行ないます。
遺産分割協議
相続の権利がある人たちで、財産どのように分け
合うかを話し合い、遺産分割協議書を作成します。
遺産の分配と名義変更
預貯金の名義変更や不動産所有権移転登記など、
必要な手続きをします。
相続税の申告と納付
相続の開始後10ヶ月以内に税務署へ申告.納付
します。
このように、相続にはたくさんの手続きが必要です。
それに、相続税は、申告・納税までの期間が10カ月
と短いため、早めに税理士に相談し、的確な対応が
できるとトラブルも少なくなります。
なにかお困りのことがありましたら、
お気軽に当相談所にご相談ください。